ふと目に止まった「楽天デュアル定期預金」。
楽天銀行が提供する外貨定期預金で高金利かつ短期間なのが魅力的でした。特殊なのは満期日のレート次第で円に換算されるか外貨のままになるか楽天銀行が選ぶというもの。選ぶといっても、”円安になれば円で、円高になれば外貨で”という条件なので、円高になった場合も自分で円に換算する時期さえ間違えなければ大きく損することは無さそう。やってみたい!と思ったのですが、その前に一度試算してみることにしました。
今回の条件
2020/11/15現在募集中の要綱です。
1番馴染みのあるドルへの定期預金で考えました。
レートは変動するものですが、今回はわかりやすくするため固定で計算しています。
金利:6%(税引後 年4.78%)
預入期間:2週間
預入金額:100,000円(最低預入額)
円→ドル:104.86円/ドル(2020/11/15現在 楽天銀行の外貨預金レート)
ドル→円:104.35円/ドル(上に同じ)
計算式
小数点以下2桁以降切り捨てで計算しています。
預入金額 100,000円
ドルに換算 953.65ドル
利子 1.74ドル[=953.65×0.0478×14/365]
元金+利子 955.34ドル
円に換算 99699.28円
損益 −300.71円
結果
10万円を金利6%で2週間預け、レートが全く変わらないと仮定した場合、−300.71円と損してしまうことがわかりました。利益を出すには円安になる必要があるということです。
金利6%なのになぜこんな結果になってしまうかというと、円⇄ドルの換金の際に25銭/ドルの手数料がかかっているからです。今回は円→ドル→円と往復しているため、50銭/ドル、約487円[=0.25円×(953.65+995.34)ドル]を手数料として支払っていることになりました。
私の考え
今後、手数料が下がる、金利が上がる、円高になる、預入期間が長くなる、など数値に変化があれば再検討の余地はありますが、今回の案件は見送ることにしました。キャンペーンで金利がかなりアップすることがあるようなので、チェックはしておきたいところです。
改めて、しっかり計算し理解した上で投資することの大切さを感じた出来事でした。
最後に
今回の記事は個人的な記録ですが、自分でもネット上ではなかなか情報を得られなかったため、もし悩んでいる方の助けになればと思い公開しています。
とはいってもまだ投資3年ほどの初心者です。できるかぎりサイトの情報を読み込んだ上で試算しましたが、抜けている部分があるかもしれません。
もし何かお気づきの場合はお問い合わせフォームからご連絡いただければ幸いです。
ただ、楽天銀行はカードと連携することでお得に買い物ができたり、証券会社と連携して投資に使うなど使いやすいネット銀行だと思います。お得なキャンペーンに合わせて作るのはありです。
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